「オール沖縄=共産党」の真実を暴く!

沖縄ジャーナル

これは、2016年参院選直後に「オール沖縄」が擁立した「無所属」の伊波洋一氏が当選のあいさつで日本共産党の志位和夫委員長と手を組んでいる写真です。

引用:赤嶺政賢衆議議員ホームページ

「オール沖縄」は、今は、保守系の「かりゆしグループ」も「かねひでグループ」も抜け、「革新共闘」となっていますが、その中心は日本共産党です。

ロシアは共産国家

 現在ウクライナを侵略しているロシアは、1917年のロシア革命以来、マルクス主義、共産主義に基づくソビエト政権、ソビエト連邦国家として、1989年のベルリンの壁崩壊後1991年のソビエト連邦共産党の崩壊までの74年間にわたる共産党一党独裁支配が続いていました。共産党は崩壊したものの、政府を批判する言論の自由は制限され、政府に反対する政党幹部は暗殺されたり迫害されたりという共産党独特体質は、70年以上も続いた中でロシアン政権に染み付いてしまい、その後のロシア、プーチンに引き継がれています。従って、名前こそ違うものの、その内実は、共産党国家そのものなのです。

日本共産党はソ連共産党の日本支部として発足

 日本共産党は、ソ連共産党のレーニンが主催するコミンテルン(1919年~1943年まで存在した国際共産主義運動の指導組織)の日本支部として1922年発足しました。

共産党は既存の国家を転覆し、共産党国家を革命によって打ち立てる唯一の政党

 共産党は、既存の国家、政府を認めず、これを解体して、革命政権、革命国家の樹立をめざす、唯一の革命政党です。

共産党宣言は言う。「共産主義者は、これまでの一切の社会秩序を強力的に転覆することによってのみ自己の目的が達成されることを公然と宣言する。」それ故、国家転覆を政党の目標とする「共産党」は、西欧では、合法政党として認められていません。国会や多くの地方議会に共産党が議席を持っているのは、日本だけです。

焦点第269号「警備警察50年 ~現行警察法施行50周年記念特集号~」 (2004年9月2日)より

国家転覆には暴力も辞さず

 かつて日本共産党は、暴力によって国家を転覆させようとした時期が過去にありました。しかし、現代においては、さすがにそのような過激な考えには誰もついてきませんし、国民の支持を得られませんので、民主主義を擁護したり、力による現状変更をするロシアや中国の現状を批判し、反戦を唱えいかにも自分たちは平和主義者だという言論戦を展開していますが、それは、政権を取るまでの戦略であり、ポーズにすぎません。共産党は、「敵の出方論」という方針を堅持していますが、このことは、最後の手段としての暴力を十分容認しているからにほかなりません。それゆえ、国会における政府答弁においても「破壊活動防止法」の対象団体として認定されているのです。共産党は、暴力という手段が民衆の支持を得るまでは差し控えているだけです。

【参考】
「内外情勢の回顧と展望」は毎年12月に公安調査庁が我が国の公共の安全に影響を及ぼし得る国内外の諸動向について情報を収集・分析をまとめた報告書であり、国内情勢としては、オウム真理教や過激派と共に日本共産党が取り上げられている。

参考「内外情勢の回顧と展望(令和4年版)」

他党との共闘は常套手段

 現代において、共産党のみで政権をとることは不可能であることも知っています。ですから、彼らは、常に、「野党共闘」とか「市民連合」とかと称し他党と手を組むのです。「オール沖縄」もその方式で編み出されたものです。

チェコという国がソ連を盟主とする衛星国家となった経緯は、政権の一端に共産党が食い込んだ後、例えば、警察権力に対し、徐々に警察署長以下の中堅下級幹部の首のすげかえを始め、また若い警官の中に細胞(共産党員)を潜ませ、警察を内部から崩壊させるのである。各種選挙にも干渉し、徐々に国民の間に共産党への支持者、理解者を広め、革命へのチャンスを待ち、その時が来たらソ連の力もかり一挙に共産クーデターを起こすのである。チェコの場合、それは1948年のことであった。一端共産党政権ができれば、反政府の言論の自由を認めない、一党独裁国家となります。その後、約40年にわたりソビエト共産党の衛生国家とされてきたチェコ。しかし、東ドイツ同様、国民の自由への欲求は高まり、民衆が共産党政権打倒に立ち上がりました。一時、ソ連は戦車を送り出し、民衆弾圧に乗り出しましたが、国民は戦車の前にたちはだかり、屈服しませんでした。

チェコもベルリンの壁崩壊後、ソ連邦から独立し、自由主義国家となったのです。

共産党と手を組む、伊波氏を国政に送り込むのは危険

 共産党とは、そのような政党なのです。彼らは、政権の一端でも握れば、これをいつも共産政権へのワンステップとして利用することに全力をあげることは必至です。共産党と手を組んだ、或は支援を受けた容共政権は、共産党の一党独裁への準備段階として徹底的に利用され、むしろこのような緩慢な移行の方が、急激な武力革命による移行よりも、彼らにとって好ましい、現代的やり方でしょう。そのような共産党と反米、反基地で、考え方が同じだからと言って共産党と手を組んだり、支援を受けたりする方を国政に送り込んでは危険です。

引用: しんぶん赤旗
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