令和4年参議院選挙 伊波洋一陣営への反論

沖縄ジャーナル

令和4年参議院選挙 伊波洋一陣営への反論

ネットで物議を醸している 伊波氏の実績を検証してみました。

これホント?「伊波氏の6年間」

お手盛り「①空港での無料PCR検査の拡充」

⇒自分で自画自賛してるだけ

令和3年6月21日「行政監視委員会」にて、伊波洋一氏は以下のように述べております。


「私も、3月23日の沖縄北方特別委員会で、国内線航空会社が独自に取り組んでいる搭乗前PCR検査について触れながら、国民にワクチンが行き渡るまでの期間、搭乗前の検査について予算措置で制度化することを求めました。こうした動きもあって、去る6月17日の政府対策本部会議後の会見で、西村大臣は、旅行者についての対策、特に出発地での事前検査の具体化を観光庁、国交省と相談しながら進めていく、と表明されました」

そもそも質問から3か月も経っていますが、「こうした動き」とは何でしょうか。

しかしながら、全部ご自分で言っているだけで、質問が影響した根拠はありませんでした。

6月17日の新型コロナウイルス感染症対策本部のリリースを見ると、

「不要不急の都道府県間の移動は極力控えるよう促し、地域の事情に応じて、都道府県知事の判断により、遠隔地からの帰省・旅行等について、感染防止策の徹底とともに、出発前又は到着地での検査の勧奨等を促進」

とあります。

あくまで「検査の勧奨等促進」です。伊波氏が質問で求めた「検査の制度化」は達成されていません。

端的に言うと

「すでに始まっていた空港での実証実験に伊波洋一氏が絡んでいって、質問とは何の関係もなく、政府が実証実験の結果に基づいて6月に方針を決めただけ」です。

理解不能「④鉄軌道の整備を約束」

⇒西銘大臣の公約であって、伊波氏の質問は無関係

まず前提として、沖縄県の鉄軌道プロジェクトは、すでに平成26年から検討委員会が始まっています。

国会での質問では、令和4年3月30日「政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会」にて、西銘恒三郎大臣に鈴木宗男氏が鉄軌道について質問。

西銘大臣「鉄軌道は、私も選挙公約のときに推進すべきだという選挙のときの公約に掲げております。(中略)慎重にやりながら、うまくどうすればいいのかというところで悩んでいるというのが本音でございます。やりたいとは思っておりますが」と答弁している。

それにこの日だけで「鉄軌道」についての質問を、
今井絵理子、勝部賢志、鈴木宗男
の三名もしており、鉄軌道整備の約束を伊波洋一氏がさせたとは言い難い。

我田引水「③PFAS汚染問題で北部ダムからの取水実現」

⇒ご自分で否定?またはプロセスが不明

令和4年6月7日「外交防衛員会」

伊波洋一氏「北部国ダムの取水への切替え、水の融通については、二〇二〇年三月の沖縄北方特別委員会で当時の衛藤沖縄担当大臣から、国も積極的に県と協議することを約束していただきました。しかし、現在のところ増量はいまだされていません。(後略)」

と、ご自分で「できていない」としながらも、そのあとに伊波洋一さんが「昨年十二月から漢那ダム、金武ダムからの増量を求め、そしてそれは即時に実現させました」と発言していますので、こちらのことを「実績」として言われているのかもしれません。

しかし、こちらは沖縄県が申請したものを国が許可した対策です。

伊波洋一さんが事前に漢那ダムと金武ダムの増量をについて質問をしたり、求めた記録が議事録には見つからなかったのと、これをどういうプロセスで「実現させた」のかが書かれていないので、実績としてはよくわかりません

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